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今月26日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『ミュジコフィリア』の東京プレミア上映記念舞台挨拶が行われ、主演の井之脇海さん、松本穂香さん、川添野愛さん、監督の谷口正晃さんが登壇しました。
この映画は、漫画家・さそうあきらさんのコミックが原作。
『神童』『マエストロ!』に続く、音楽映画3部作の完結編に位置付けられています。
主人公は、京都の芸術大学に入学した漆原朔(演・井之脇海)。
ひょんなことから音楽サークルに所属し、仲間たちとの出会いを通して、才能を開花させていく姿を描く、“青春群像劇”。
今作で、長編映画の初主演を果たした井之脇さんは、「16年位この仕事をやってきて、やっとかと言う気持ち。主演作を皆さんに観てもらうことがこんなに嬉しいことなんだと、心から感じている。」と、感動を伝えました。
ピアノ演奏にも挑み「(自分は)ピアノが上手いわけではなかったので、すごく練習した。プロデューサーにわがままを言い、ホテルにピアノを入れてもらい、夜な夜な練習していた。」と撮影時のエピソードも明かし、「手が疲れ大変だったけど、楽しみながらピアノと一緒に撮影できた。」と、続けました。
主人公の幼なじみでバイオリニストを演じた、川添さんは京都の方言を披露。不慣れな京言葉を使うにあたり「脚本の方が自らの声で、台詞を最初から最後まで録音してくれて『ここの言葉はこの辺のイントネーションが難しいので気をつけてください』と解説が入った音声データをもらった。もうバイオリンを触っているかそれ聞いているかの日々だった。」と、念入りに準備していたことを明かしました。
また「母が子どもの頃に使っていたバイオリンを、今回(自身が演じる)小夜のバイオリンとして使うことになった。肌身離さず持って現場入りしていた。」と楽器への思い入れを語りました。
松本さんは、井之脇さんと、2017年にオンエアされた、NHKドラマ『ひよっこ』以来、4年ぶりの共演。演じたのは、主人公に思いを寄せるピアノ科の新入生・浪花凪。
劇中では歌、ギター、ダンスも披露したそうで、この役への声がかかった時は、「原作のコミックだからこそ表現できる歌声を、実写で表現するとなると大変だろうと不安だった。だけどボイトレの先生を呼んでもらうなど、できるだけ(原作と同じような)表現ができるよう練習した。」そう。
劇中では、音楽を通し、主人公へどう想いを伝えていくのか?
恋の行方も気になる!
この日は、若き天才作曲家・貴志野大成を演じた山崎育三郎さんも、ビデオメッセージで参加。 松本さんは、山崎さんと共演し「撮影終わりに皆が待っている部屋にピアノが置いてあったが、山崎さんが『ピアノだ』って弾きはじめた。あまりにもかっこ良すぎて『かっこいいー!!』って言っちゃった。さわやか過ぎてびっくりした。」と、はにかみながら振り返りました。
“滲みのない”の「真」の音を体感できる『10万分の1秒の音響映画祭』。厳選された31の作品を、TOHOシネマズ日比谷のプレミアムシアターで上映。(開催は11月4日まで)
『ミュジコフィリア』は11月19日(金)から全国公開!
配給:アーク・フィルムズ
©️2021 musicophilia film partners ©︎さそうあきら/双葉社
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