初めて恋をした人は、特攻隊員でした。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原遥)。ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。

現代から戦時中の日本にタイムスリップし、そこで出会った特攻隊員・彰に恋をする女子高生・加納百合を演じるのは、福原遥。子役としてデビューし、「プリキュアシリーズ」では声優としても活躍、ドラマ「グッドモーニング・コール」(17/CX)「ゆるキャン△シリーズ」(TX/20,21)「教場II」(CX/21)「正直不動産」(22/NHK)、 映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17/河合勇人)『4月の君、 スピカ』(19/大谷健太郎)『賭けグルイ』(19/英勉)『羊とオオカミの恋と殺人』(19/朝倉加葉子)『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』(21/河合勇人)など数々のドラマ・映画に出演する若手実力派。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(22)では主演をつとめ、本作は朝ドラ以降初の映画 主演となる。本作の出演にあたって、「まずは原作を読ませていただいたのですが、とても感動して素敵な作品でした。戦争について学校で学んだことはあっても、感じきれなかった思いをこの作品から感じ、切なく胸が苦しくなりました。不安もありますが、私の演じる百合が、彰という人に出会い初めての恋をして、愛というものをどう知って 成長していくのか、是非見守っていただければと思います」とコメント。

そして、百合と出会い、自由にものを言う姿に驚きながらも惹かれていく、特攻隊員・佐久間彰を演じるのは、水上恒司。ドラマ「中学聖日記」(18/TBS)で デビュー。映画『弥生、三月ー君を愛した30年』(20/遊川和彦)『望み』(20/堤幸彦)『ドクター・デスの遺産ーBLACK FILEー』(20/深川栄洋)『死刑に いたる病』(22/白石和彌)などに出演。第33回日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎新人賞、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年に本 名へと改名し、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(23)や、映画『OUT』(23/品川ヒロシ)など話題作への出演が相次いでいる。出演にあたり、「私自身が芝 居に興味を持ったきっかけが高校演劇で特攻隊員の古賀正一という青年を演じたことでした。今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に『戦争』というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います」とコメント。

2人の共演はドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(21/NTV)以来2度目ということで、「とてもストイックな方なので、ご一緒させていただけて嬉しいですし、 すごく安心感があります。撮影に入る前にたくさんお話をさせていただいたので、役について色々と考えることができました」(福原)「とても無邪気で、清涼感溢れ、 この世の全てを愛しているような、まさに百合のようなお方だと思いました。」(水上)とお互いについての印象を語っている、撮影前からしっかりと話し合い、作品 と真摯に向き合い世界観を作っていく姿が何度も見られた。

監督は、CM界で長く活躍をし、長編映画は2作目となる成田洋一。「脚本を書いている時も、撮影している時も、幾度となくそのやるせなさに涙しました。若い 人にこそ見ていただきたい映画です」と完成に期待を寄せ、原作者の汐見は、「撮影見学の際、スタッフの皆様キャストの皆様が試行錯誤しながらひとつひとつ のシーンを作り上げていらっしゃる姿を目の当たりにして、こんなふうに大切に作っていただけて幸せだなと感激しました。」とコメント。 本編は4月1日にクランクインをし、茨城県行方市内に建てられたオープンセットや、栃木県・群馬県などで撮影をし、5月4日に静岡県・可睡ゆり園にてクランク アップ済み。完成は10月初旬を予定している。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
2023年12月8日(金)より、全国公開
原作:汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(スターツ出版文庫)
監督:成田洋一
脚本:山浦雅大 成田洋一
出演:福原遥 水上恒司
配給:松竹

【ストーリー】 初めて恋をした人は、特攻隊員でした。 親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原遥)。 ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。 偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。 だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。

© 2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

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