【映画フタリノセカイ】片山友希“気持ちを理解しないと…セリフが覚えられない” ＆坂東龍汰 役作り“難しかった…ブラジャーをつけて電車に乗った”

映画「フタリノセカイ」のイベント試写会上映後舞台挨拶が行われ、W主演の片山友希さんと坂東龍汰さんが登壇しました。
トランスジェンダーの彼をもち、葛藤しつつも共に生きていくことを選択するユイ役を演じたのは片山さん。
こどもの頃から違和感を感じていた自身の性と向き合い、自分らしく生きていこうとしている真也役を坂東さんが演じました。

片山さんは“ちゃんと自分の気持ちを理解しないとセリフが入らないので、真也の母に怒るシーンで、普通彼の親に怒るのって、人としてどうなんだろうと思って、どうしても覚えられなかった”と撮影で大変だったエピソードを語りました。また“日本で夫婦別姓や同性婚など、法改正が進んでいるこのタイミングに公開するということで、タイミングに恵まれました。知るという大切さを実感しました。愛の形があるということを知ってもらえたら嬉しいです”と、アピールしました。

一方、板東さんは「最初は、正直にすごく難しい役だなっていうのは…頭で理解していても追いつけない部分があるというか。監督とお会いしてお話しした時は、考えて勉強することも大事なんですけど、『身体で実際にどういう気持ちなのかっていうのを体験して欲しい』っていう話は監督と一番最初にした覚えはあります。実際にブラジャーみたいなものを着けて、当時は夏だったんでTシャツを着て外に出てみたりとか、電車に乗ってみたり…で、どう自分が感じるか。実際に経験してみるっていう作業を（クランク）イン前には色々とさせていただきました。」

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