ジャニーズJr.の6人組ユニット「7 MEN 侍」が22日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで「Summer Paradise 2023」のゲネプロを報道陣に公開した。

 15年にスタートした「サマパラ」はSexy ZoneやA.B.C―Z、デビュー前のSixTONES、Snow Manらがメインを務めてきた、ジャニーズJr.の夏の風物詩。7 MENはコロナ禍の2020年、配信公演の出演経験はあるが、有観客では初のサマパラ“見参”となる。

 「Make 侍(Some) Noise」と銘打たれた公演は「姫」と呼ばれる客席のファンとのコール&レスポンスが重要な要素で、菅田琳寧(25)は「みなさんの温かい歓声によって完成する」と“共同作業”に期待。拡声機を使った「サイレン」やセクゾの菊池風磨(28)がプロデュースした新曲「Hot Night」など多彩なレパートリーで沸かせた。

 今回の構成や演出の土台作りはメンバーの佐々木大光(21)が自ら志願し担当。ダンススタイルとバンドの二刀流グループだが「僕たちの武器でもあるバンドをどう見せるか。あえて後半のラストスパートまでバンドを出さずに、逆手にとりたいな、と…」とクライマックスまでお楽しみを引っ張る演出で6人の魅力を最大限に発揮するつもりだ。中村嶺亜(26)は「ボルテージマックスでバンドにいける。爆発的なステージになると思います」と予告した。

 米大リーグではこの日8勝目を挙げ本塁打王トップをひた走るエンゼルス・大谷翔平の活躍がめざましいが、矢花黎(22)は「僕らも二刀流の『侍』なんで…」と笑顔。球界のスターの活躍にあやかって、大きく羽ばたくことを誓った。23日から8月8日まで26公演を行い、同10日からは関西ジャニーズJr.に引き継ぐ。

★メンバーのプロフィール〈1〉生年月日〈2〉出身〈3〉血液型〈4〉担当…ひとこと

 ◆今野大輝(こんの たいき) 〈1〉1999年11月24日〈2〉神奈川〈3〉A〈4〉ギター 「僕らの年代は、先輩のバックで(会場の)TDCで育ってきたメンバー。自分たちがメインというのはすごくありがたいこと」

 ◆佐々木大光(ささき たいこう)〈1〉2002年5月20日〈2〉東京〈3〉B〈4〉ドラム  「構成を悩んでいたとき、井ノ原快彦さんからは『俺がダメって言うことをやれ』って。それで今回の(バンドを後半に置く)選択をとった」

 ◆菅田琳寧(すげた りんね)〈1〉1998年5月12日〈2〉神奈川〈3〉B〈4〉サックス&ギター 「歌って踊るたびに『キャー』という黄色い歓声をまた取り戻したい。忘れていたあのころを皆さんにも取り戻していただけたら」

 ◆中村嶺亜(なかむら れいあ)〈1〉1997年4月2日〈2〉東京〈3〉A〈4〉ボーカル&ギター 「メンバー全員がそれぞれの責任を背負ったライブになっている。胸を張って、最高の夏の思い出を作りたい」

 ◆本高克樹(もとだか かつき)〈1〉1998年12月6日〈2〉東京〈3〉O〈4〉キーボード 「目いっぱいお客さんには声を出していただきたい。初めてソロで新しい楽曲を自分で作ったので、個人としても見てほしい」

 ◆矢花黎(やばな れい)〈1〉2000年8月10日〈2〉東京〈3〉A〈4〉ベース 「3年前のサマパラは加入して2年目だった。この3年間で、自分の居場所はここじゃないかというのが生まれてきた」

 ◆7 MEN 侍(セブンメンさむらい)2018年に結成の6人組。グループ名は黒澤明監督の名作映画「七人の侍」に由来したもの。同年12月に矢花が加入。オリジナル曲に「サムダマ」「シャウト」など。今公演で初披露された「さよならまたねもうちょっと」は中村が声優を務めるテレビ東京系アニメ「フェ~レンザイ―神さまの日常―」の主題歌に使われている。

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