『弥三郎節』
この唄は西津軽郡森田村字下相野に伝わる嫁いびりの事を題材にした唄である。通説によると森田村下相野の農家の中でも大家であった弥三郎が水本村大開から嫁をもらったが、姑がその嫁を気に入らず結果離縁させられた。嫁が実家に帰る前に不満と未練と憎しみを込めて即興的に唄った曲とされているが、むしろ弥三郎のいくじの無さ、姑への抗議、離縁させられた嫁に対する世間の同情が、この唄を生んだとみるのが妥当なようである。
(出典:渡邉敬 編 「全国民謡歌詞集 日本の民謡」)

《久保木脩一朗》
中学生の頃から三味線に触れる。以来五十数年芸を磨き、数千曲あるとされる民謡を極める。数々の民謡ショーの舞台に上がり、アフリカ・ロシアを除くほぼ全世界で演奏活動を行い絶賛される。98年には伝統の枠にとらわれぬ邦楽の新しい可能性を追い求め、津軽三味線・尺八篠笛・和太鼓からなる『脩一朗&大地』を結成。
現在までに脩一朗&大地名義にて3枚、久保木脩一朗名義にて1枚、計4枚のアルバムCDを発表。
03年8月明治座、05年8月御園座にてにそれぞれ上演された、「3年B組 金八先生〜夏休みの宿題」(武田鉄矢主演)に出演。現在に渡り武田鉄矢氏率いる海援隊の3人に津軽三味線指導を行なっている。
また、04年9月に東京テアトル系列にて公開された津軽三味線映画『オーバードライヴ』において、津軽三味線音楽監督を務めると共に同映画に出演。主演柏原収史氏に対し津軽三味線指導を行なう。
現在は脩一朗&大地のリーダーとしての演奏活動のほか、津軽三味線教本の執筆、作曲・編曲、後継者の育成にも力を入れる。
《Twitter》@syamisen_daichi
《Facebook》https://www.facebook.com/syamisen.daichi

『久保木脩一朗の津軽三味線譜本集』
出版社:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
http://pr2.work/0/shuichiro

『久保木脩一朗 津軽三味線教室』
東京・千葉を中心に教室を開設。年齢・経験を問わず、津軽三味線の基礎から楽しく学べます。

〈お問合せ〉アオイスタジオ info-bunka@aoistudio.jp

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