綾瀬はるか主演映画「リボルバー・リリー」興収10億円に届かず…“また”黒歴史を刻む可能性
11日に公開された綾瀬はるか(38)の主演映画「リボルバー・リリー」(東映)が、公開3日目までの観客動員数13万3177人、興行収入1億7994万円という極めて平凡な数字で推移し、観客動員ランキング(興行通信社調べ)でも7位と出遅れてしまった。
「キングダム 運命の炎」や「君たちはどう生きるか」といったこの夏の話題作と同時期の封切りで、上映公開映画館数345館を決めた東映からは“絶対に失敗は許されない”という強い意志を感じていたし、最近の綾瀬の主演映画を見ても、最終興収が10億円を割り込む作品は非常にまれだった。しかし、筆者の試算によれば、このペースでいくと、最終興収は9億円をわずかに超えるだけにとどまる。
スタートダッシュでつまずいた形の同映画だが、実際に映画を見た人たちの印象はどうだったのか? 複数の観客に感想を聞いてみると、「最初から最後まで、綾瀬の大正レトロのファッションショーでした。彼女が美し過ぎて、ため息ばかり……でした」「セットやキャストにお金をかけているなぁ~と」と評価の声がある一方で、「内容が薄くて137分が長かった」「綾瀬のスパイアクションに引かれて見に来ましたが、期待し過ぎたのか、演出やストーリーが陳腐で、何か裏切られた感が半端ないです」と“ガッカリした”という声が多かった。多くに共通するのは、「綾瀬の女優としての良さが生かされていないような気がする」というものだった。
芸能界関係者の間からは、綾瀬の相手役を長谷川博己(46)としたキャスティングミスを指摘する声も上がっている。
「長谷川さんが悪いわけではないんですが、ちょうど病気治療で休んでいる鈴木京香さんへの献身的サポートがたくさん報道されたことで、彼を見るとどうしても鈴木の存在を思い出してしまう観客も多いのではないでしょうか。それに綾瀬のスパイアクションものとしては『奥様は、取り扱い注意』が好評だっただけに、西島秀俊さんとのカップリングを超える相手役を見つけるのが難しいですよね」
さらに、中には「せっかく鈴木亮平や阿部サダヲをキャスティングしているのにもったいない。彼らに相手役をやらせた方がよっぽどよかったのでは」と言う口の悪い関係者もいた。
綾瀬と長谷川の共演といえば、昨年6月公開の映画「はい、泳げません」があるが、この作品は綾瀬の映画キャリアの中では“黒歴史”といわれても仕方ない評価を受けている。全く泳げない哲学者と水泳コーチのコミカルな人間関係を描いた「はい──」は、最終観客動員数が10万人弱、興収も1億5000万円をわずかに超えただけの寂しい結果に終わってしまった。
「普通、過去にこんな失敗作があれば、しばらくは再共演させませんよ。“相性が悪い”とか“何かしらの抵抗感がある”という答えが出ているわけですから。それなのにわずか1年でまた共演させるのは、明らかな戦略ミス。キャスティングを見ただけで背を向けてしまうファンもいるかもしれませんよね。理屈ではなく、ファンの“生理”みたいなものですから」(芸能関係者)
この関係者はさらに「綾瀬の相手役が佐藤健(34)や高橋一生(42)、西島だったら、また違った観客動員や興収になっていたかも」と口にした。
映画関係者によれば、「東映はこの『リボルバー──』のヒットに自信を持っていて、すでに続編の製作も準備している」というが、木村拓哉(50)と共演した「レジェンド&バタフライ」に続き、期待外れ作品になってしまう可能性が出ている。素肌の奇麗さや大正ロマンファッションだけではなく、地に足の着いた“女優・綾瀬はるか”を見せてほしい。
昨年6月公開「はい、泳げません」は興収1.5億円止まり
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良い1日を
私は2回観に行きました
何度観ても、最高です
3回目、観ようかなぁ