「懸命に生きていきます」俳優・永山絢斗被告に懲役6か月・執行猶予3年の有罪判決　大麻への危機感の薄れも…若者「薬物感ない」【news23】｜TBS NEWS DIG

大麻を所持した罪に問われた俳優の永山絢斗被告が懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。大麻に「薬物感がない」と語る若者もいて、危機感の薄れも問題となっています。

■中学2年から吸っていた…永山絢斗被告（34）有罪判決

大麻を所持した罪に問われた俳優・永山絢斗被告。懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。

永山絢斗被告 判決後のコメント
「これまで一緒に仕事をしてくださった大勢の方々、そして私を応援し、支えてくださった
皆さまを、このような形で裏切ってしまいました」
「今回の事は、決して許されることではないと思っています」

永山被告は2023年6月、都内の自宅で乾燥大麻1.6グラム余を所持した罪に問われていて、起訴内容を認めています。

東京地裁はーー
「依存性や常習性が認められ、犯行に及んだ意思決定は強く非難されるべきだ」

一方で、母親や仕事の関係者が支援を約束している事情などが考慮されました。

裁判官
「あなたのことを応援して復帰を待っている人がいるのですから、期待を裏切らないように大麻との関わりを断ち切って欲しい」

判決を受けて永山被告は。

永山絢斗被告 判決後のコメント
「犯した罪の重さと向き合うとともに、自分の考えの甘さを猛省し、皆さまを二度と
裏切ることのないよう、懸命に生きていきます」

裁判では、永山被告が初めて大麻を吸ったのが、中学2年の時だったと明らかになっています。

■大麻危なくない?　専門家「完全に誤り」

国立精神・神経医療研究センターの全国調査では、中学生の約300 人に1人が大麻を使った経験があるなど、若者の間で広まっていると指摘しています。

街で聞いてみるとーー

21歳
「友達が先輩に大麻を誘われた話を聞いた。その友達は断ったと聞いた」

18歳
「大麻は葉っぱのイメージ、薬物感もあまりない」

22歳
「どんなものなんだろうって気になってしまう若者はいると思う」
「危ないものじゃないって言われているし、俺は怖い」

一部の国で合法化されていることなどから、「体に害はない」など偏った情報がSNSなどに氾濫しているとの指摘もあります。

しかし、大麻の使用は脳に悪影響があるとされています。

　滋慶医療科学大学 木村文隆教授
「刺激性のある薬物、ヘロインとかコカインとか。大麻はそれと同じところに効く。統合失調症のような症状が出てくるとの報告もある。『危なくない』というのは完全に誤り」

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