一部のマスコミ報道によれば、清原が今秋のドラフト会議で指名されるのではないかと期待する声も上がっているという。しかしながら、支配下指名の可能性は極めて低いと言わざるを得ない。ファーストに必須な長打力 大きな理由の一つが、清原が“一塁手”であるということだ。プロ野球では、ファーストは外国人選手や他のポジションからコンバートされたベテランが守ることが多い。こうした事情もあって、ファーストの選手はよほどの長打力がないと、ドラフトで指名されることはない。特に、大学生の場合、こうした傾向は強いのだ。

 過去10年のドラフト会議を振り返ると、一塁手として指名された大学生は、佐野恵太(明治大→2016年DeNA9位)と村田怜音(皇学館大→2023年西武6位)しかいない。佐野は東京六大学で通算6本塁打、全国大会で2本のホームランを放っている。村田は、公式戦で大学通算25本塁打を記録している。

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