9月10日、女優の酒井若菜(44)が、10月クールの連続ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系/日曜夜10時30分~)に出演することが発表された。

 堀田真由(26)が主演し、仁村紗和(29)、長濱ねる(26)、畑芽育(22)が姉妹役で共演するドラマ『若草物語』は、米国の作家ルイーザ・メイ・オルコットのベストセラー小説『若草物語』を原案に、舞台を大胆に令和の日本に置き換えて描く社会派シスターフッドコメディー。堀田演じる次女を主人公とした”町田家の四姉妹”の物語で、長女を仁村、三女を長濱、四女を畑が演じる。

 酒井が演じるのは、ハローワークで働く非正規職員・佐倉治子。仁村演じる町田恵と仲が良い同僚だが、ある出来事を機に、職場内で孤立を深めてしまう、という役だ。酒井は自身の役を「若者と同じ悩みを抱きながらもそこから抜け出せずにいる中年女性」と評し、「どんな言葉を飲み込んで生きてきたか、少しでも表現できればいいなと思います」と、コメントを寄せている。

 なお、恵と佐倉の上司役として、阪田マサノブ(59)が出演することも、同時に発表された。

 酒井はキャスト発表の前日、9月9日に44歳の誕生日を迎え、X(旧ツイッター)にバースデー動画を投稿したばかり。驚くような若々しい不老のビジュアルに、彼女の代表作で岡田准一(43)主演の『木更津キャッツアイ』(TBS系/02年1月期)の名キャラクター・モー子を思い出す声も寄せられ、

《ずーっと木更津キャッツアイのモー子ちゃんのイメージ。これからも応援してます》
《モー子、変わんない!ずっとかわいい!!です!!》
《老けねえなモー子》

 と、話題となっていたタイミングでのドラマ出演発表となった。「Xへのバースデー投稿の反響からもうかがえますが、酒井さんは『木更津キャッツアイ』で演じた、喜怒哀楽の表現が激しい女子高生・モー子のイメージが現在も、多くのドラマファンの中に残っているようです。ですが、その一方で特定の役に縛られるようなことはなく、どんな役でもこなせる名バイプレイヤーでもありますよね。

 毎年多くの作品に出演していて、昨年には6本ものドラマに出演。今年も、9月20日(19日深夜)スタートの『スメルズ ライク グリーン スピリット』(MBS)、『若草物語』も含めると5本のドラマに出演している売れっ子ですよね。所属事務所には驚きの展開がありましたが、移籍も果たし、活動は順調そうです」(女性誌編集者)

 今年4月1日、酒井は15年間所属していた事務所「A-Team」(エー・チーム)が芸能関係業務を休業したことを受けて、同事務所を退所。3か月のフリー期間を経て7月1日、橋本マナミ(40)などが所属する芸能プロダクション「アービング」の所属となったことをインスタグラムで報告している。

 95年7月にデビューし、芸歴29年目を迎えたことも添えて、《これからも、俳優として硬派に、社会人として柔軟に、そして人間として誠実に、生きていきます》と、酒井はあらためて所信表明をしていた。

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