アイドルグループTOKIOの元メンバー山口達也さんが10月10日、静岡県吉田町で講演を行い、酒に頼って生きていた日々を振り返るとともに人生を諦めないことの大切さを伝えました。

山口達也さん:
私は現在病気です。知っている方もたくさんいると思いますが、私はアルコール依存症者です

10日の講演会には県内外から約250人が参加し、山口さんはまず芸能界にいた当時の酒に頼った荒んだ生活について紹介しました。

山口達也さん:
私は酔っぱらって記憶が飛んでブラックアウトして、そのままコンビニに行って買い物をして、きれいにゴミをまとめてまた飲んでいた そういう状況が続いていました

背景には仕事が順調である反面、自己肯定感が低かったことがあり、いつも不安に苛まれていたと振り返ります。

山口達也さん:
もしかしたら自分が行動をするたびに人に迷惑をかけるんじゃないか?仕事をしても仲間の足を引っ張るんじゃないか?なんで俺はここにいるんだろう?なんでここのグループにいるんだろう?なんでこういう事務所にいるんだろう?なんでこの世界にいるんだろう?なんで自分は生きているんだろう?と、こういう風になるんです。

周りが評価してくれればくれるほど、自分で自分の評価を上げられなかったんです。なんでだろう?なんでだろう?ってまた酒を飲んでつぶれていく

その後、自らの不祥事が原因で芸能界を引退。

多くの人が自分の周りから去る中、アルコール依存症であることを認め、「今後は一切お酒を飲まない」と決意し実行に移したことで、人生が少しずつ変わったと話します。

山口達也さん:
まっすぐ正直に生きること、人生自体をあきらめないようにすること、その日の自分 頑張った自分をそっと褒めてあげる。自分をどんどん好きになれば幸せにワクワク生きられるのではないかと思います

山口さんは今後も全国各地で講演を重ね、アルコール依存症のおそろしさや自分の人生を見つめ直すことの重要性などを伝えていきたい考えです。

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1 Comment

  1. 講演会は、一般市民への注意喚起の意図があるのなら、
    「依存症」と言わず「中毒患者」と表現した方が分かり易いのに。
    やっぱり本気じゃないんだな、と、いつも残念に思う。

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