史上初 「丑刻ホラー」 解禁 。主演:小野塚勇人(劇団EXILE)×監督:川松尚良 
2015年下半期 遂に劇場公開!

日本映画界が口を閉ざした呪詛とは―
 太古より日本社会の底流に存在しながら、今までホラー映画のテーマとして扱われたことがない実在の呪い、「丑の刻参り」。
 本作は、主人公を「呪い行為を見てしまった側」に設定。
「観ただけで追われる」その恐怖をストイックに追求するホラー映画だ。物語は「丑刻の呪い」の奥深くまで踏み込み、主人公の日常が一気に浸食されていく様を、観客が呼吸を忘れるほどの緊張感で描き出す。

 これが映画初主演となる劇団EXILE所属=小野塚勇人は、ホラー表現の中に繊細さ、感情表現を豊かに盛り込んでいく川松監督の演出に見事に応えた。一方で、本編の7割がチェイスシーンという本作を劇団EXILEの名に恥じない肉体表現で、アクション・ホラーとしても見応え十分なものにしている。
 健二を追いつめる「丑刻の女」には、NHK大河の出演などはあったものの、これまでは知る人ぞ知る存在であった女優・白須慶子。セリフ表現を禁じられた本作でその表現力を一気に開花させ、これまでのホラー・アイコンの常識に当てはまらない絶対的存在感を見せる。
 また、ベルヴィのCMなどで健康美を見せてきた恒吉梨絵が本作では一転、心に陰を負って生きる健二の恋人・美穂を演じ、強い印象を残す。

本作で『葬儀人 アンダーテイカー』の川松尚良は更なるタブーに挑む。先天的な「恐怖」、身体に蓄積し次世代に受け継がれていく「絶望」とは。本作は観客の許容範囲ギリギリの表現で、現代日本人の内なる不安を絶妙に刺激し、観賞後も重く残る衝撃を生み出した。
 特殊メイク工房Zombie Stock=中田彰輝による丑刻女の「素顔」は、閲覧注意画像に慣れてしまった人々にも改めてプロが創り上げたモノの強烈さを見せつけるだろう。音楽にはJホラー『着信アリ』で「死の着信メロディ」を手がけた松田純一が当たり、叙情と恐怖の絶妙なバランスで観客を感情の海に翻弄する。

STORY
 真冬の夜、青年・健二が自転車で通りがかった人気のない林道。絡まり合う木立の向こうに、彼は見てしまう。狂おしい憎しみを込め、五寸釘を人形に打ち込む白い女を。
【丑ノ刻参リ】とは、日本古来より伝わる呪詛(じゅそ)。丑の刻(深夜1〜3時)、憎い相手を象った人形を神社のご神木に打ち付けることで行う。
行為を目撃された場合—目撃者を殺してしまわなければならない。
 健二の眠れない夜が始まった。
 オレンジ灯が照らす国道、山を貫くトンネル、神社脇の交番—言葉もなく、女は一心不乱に健二に追いすがる。
 そして遂に健二の部屋の住所が女に知られてしまう。
今、部屋には恋人の美穂がいるのだ。心を病み、健二の帰りを待つ美穂が。
 やがて健二が知る、女の抱いた憎しみの回復しようのない大きさ、誰もが目を逸らし続けるこの街のおぞましい過去―!
 間もなく朝陽が昇る。
 健二と女の「鬼ごっこ」は、絶望的な終局を迎えようとしていた。

キャスト
小野塚勇人(劇団EXILE)

恒吉梨絵
大竹一重

白須慶子

特殊メイク:中田彰輝 and Zombie Stock
音楽:松田純一 古屋美和
主題歌:Mystical Play ”Limited Story”
写眞:ハヤシアキヒロ
撮影:坪沼佑治
照明:藤森玄一郎
録音:島津未来介
メイク:堀川貴世
スタイリスト:山下幸一郎
制作担当:細谷光
助監督:鷺卓矢
製作:小浜圭太郎
プロデューサー:丸山恵子 中村之音
監督・脚本:川松尚良

制作プロダクション:ASIA PICTURES ENTERTAINMENT
制作協力:Takujiクリエイト アーケロンピクチャーズ

公式ホームページ
http://www.ushikoku.net/

2015年/日本作品/上映時間96分

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