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 WOWOWプライムで5月12日からスタートする連続ドラマ「配達されたい私たち」(日曜午後10:00)の完成披露試写会が行われ、主演の塚本高史と共演の栗山千明、須田瑛斗らが出席した。

 ドラマの内容にちなんで、「7年後の誰かに手紙を書くなら?」と聞かれた塚本は「下の息子が10歳になるので、父親の仕事について考えるはず。『父ちゃん格好いいか?』と聞いてみたい」とすっかりパパの表情。息子役で現在6歳の須田から「ドラマでは静かだけれど、そうじゃない時は一緒に『ウォーリーをさがせ!』を読んでくれました」と言われると、「ウォーリーだけじゃなく、それ以外のキャラクターも捜さないと次のページをめくらせてくれなくて……」と、本物の親子さながらの会話を繰り広げた。

 同作は、映画「私をスキーに連れてって」(1987年)、「彼女が水着にきがえたら」(89年)などのヒット作を手掛けた脚本家・一色伸幸氏が、自身のうつ病克服体験から着想を得て書き下ろした同名小説をドラマ化したもので、うつ病を患う主人公の澤野(塚本)が、7年前に書かれた未配達の手紙を拾ったことから起きる奇跡を描いていく。

 役作りに苦労したことを明かす塚本は「映画でもテレビでも、主人公はヒーローのはずだけれど、このドラマの主人公はヒール(悪役)。見ている人たちを不快にさせてしまうキャラクターかもしれない」と分析するが、「最終回のラスト10分で、それまで深い海に潜っていた人が海面に出てきたような爽快感がある。必ず最後まで見てほしい」と手応えをアピール。

 宛先に手紙を届ける澤野に同行する有を演じる栗山は「おせっかいな突っ込み役を徹底して演じました。視聴者の皆さんが澤野に対して思うことを代弁してぶつけるポジションでもあるので、感情移入して見てください」と力を込めていた。

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