2021年、登山界のアカデミー賞、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞、ラインホルト・メスナーやダグ・スコット、ヴォイテク・クルティカなどと並んでクライミングの歴史にその名を刻むこととなった登山家・山野井泰史。山岳雑誌「山と溪谷」読者の「好きな登山家第1位」(2016年1月号)に選ばれ、先月には単行本「CHRONICLE クロニクル 山野井泰史 全記録」が出版。コミック誌「ビッグコミック」では伝記漫画「アルパインクライマー-単独登攀者・山野井泰史の軌跡-」も連載中の日本を代表する登山家である。本作は、世界の巨壁に“単独・無酸素・未踏ルート”で挑み続けた、極限のクライマー・山野井泰史の足跡を、貴重な未公開ソロ登攀映像や生涯のパートナーである妻・妙子への取材、関係者の証言などとともに振り返る“渾身”のドキュメンタリー。

時代劇からアクションまで、スケールの大きな役柄に挑戦し続ける日本を代表する俳優・岡田准一は山好きとしても知られている。山岳映画の傑作『エヴェレスト 神々の山嶺』(16)でも主演を務めた岡田は「山野井さんは、日本が誇る、知ってもらいたい日本人の一人」と、今回“初体験”となったドキュメンタリー映画のナレーションについての想いを語った。本編中には、『エヴェレスト 神々の山嶺』の山岳コーディネーターで友人でもある今井健司さん(2015年、ヒマラヤで行方不明)の姿も映っており、思わず言葉に詰まってしまう瞬間もあり、その語りには、常に自然と対峙し乗り越えていく“クライマーという存在”への敬意と共感が込められていて、観るものの胸に“極限の挑戦”についての深い余韻を残す出来栄えとなった。

『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』
2022年11月25日(金)より、角川シネマ有楽町ほか全国順次公開
監督:武石浩明  
撮影:沓澤安明 小嶌基史 土肥治朗
配給:KADOKAWA

【作品概要】「誰も成し遂げていないクライミングを成功させて、生きて還る」世界の巨壁に単独で挑み続けてきたクライマー・山野井泰史。彼は2021年、登山界最高の栄誉、ピオレドール生涯功労賞を受賞した。しかし、山野井の挑戦は終わらない。伊豆半島にある未踏の岩壁に新たなルートを引こうとしていた。そして再びヒマラヤにも…。“垂直の世界”に魅せられた男の激しい生き様とは?貴重な未公開ソロ登攀映像とともに振り返り、山野井の生涯のパートナーである妻・妙子への取材も通して問いかける。

©TBSテレビ

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5 Comments

  1. 自分にここまで正直な人いるんですね。
    山野井さんは神の領域だ。

  2. 妙子さんの「私も辛かった。」

    動画の中では泰史さんを支えるもしく力になる為に堪え忍ぶが辛い様な動画編集だが、一緒に雪崩に飲まれたとき、「雪の下」で辛かった。

    宣伝の中身はどちらともとれる「嘘」です。

    宣伝には興味を惹く切り取り方が許容されていますが、これはやり過ぎ。

    山野井さんにお金が入るならと考えましたが、山野井の顔を立てても度が過ぎる。

    内容は知らないファンが喜ぶが、ずっと追いかけてきたものからすれば観たよね?

    もしくは探して購入したdvdで見た内容。昔のTV放送で見なかったっけ?

    これがあの夢をくれたKADOKAWAの作品なのかと、何より山野井さんの為に捻り出した作品か。

    というよりはTBSの在庫セール。

    テレビを開発した人間は偉大。
    日本にそれを導入し、確率した人も偉大。

    受け継いだダメなやつが世界で偉業を成し遂げた人を食い物にして潰す。

    だから日本は「終わった」なんて言われる。

    人を尊敬し慈しむのがKADOKAWAじゃないのだろうか。

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