原作・監督:ふくだももこ×脚本:向井康介×主演:松本穂香、魂を焦がす青春映画の新たなマスターピース『君が世界のはじまり』。金子大地の新境地!義理の母とのまさかの関係…悩みを抱えた色っぽい高校生役を熱演!

2016年に短編小説「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞し、2019年には『おいしい家族』で長編劇映画監督デビューを果たしたふくだ監督。彼女の原点である2本の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にするというプロジェクトが実現。ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、『リンダリンダリンダ』、『もらとりあむタマ子』、『愚行録』など、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介。「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実さた。

主演には、『おいしい家族』(19)以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作がここに誕生。

この度、本作の本編映像が解禁となる。

今回金子が演じるのは、松本穂香演じる主人公・えんと同じ高校に通う同級生・伊尾役。父親の再婚相手の暮らす大阪に東京から引っ越してきたばかりで、学校では一匹狼的な存在。そんな寂しさを紛らわすためか、義理の母親になったミナミと関係を持つという、衝撃的でもありかなり色っぽい役柄を演じている。いつもブルーハーツを聴いていて、たまたま出会った同級生の純とは、彼女のイヤフォンからも流れていたブルーハーツの曲をきっかけに会話を交わすようになっていく。

この程解禁となる本編映像では、そんな伊尾と純の出会いのシーンが切り取られた。

ショッピングモールの屋上、車内での衝撃のシーンを目にした純が伊尾に思わず駆け寄り、声をかけてしまう。その直後「キスしてほしい?」という伊尾からの言葉に戸惑う純だったが、その意味がイヤフォンから流れていた曲名で…。この日を堺に、二人はショッピングモールの非常階段で暇を潰す日々を過ごすようになり、何もないこの町に対して窮屈さを感じている伊尾と父親との確執に悩み、思いの捌け口を見つけられない純との刹那的な関係が描かれていく。そんな悩み多き色っぽい伊尾を演じた金子は、自身の役柄に対し「台本を読んだとき、すごく繊細な人物だと感じました。自分の置かれる環境によって人が変わってしまうのはどこか分かるような気がします。僕自身、北海道から東京に出てきていることもあり、伊尾という人物に共感できることが多かったので、それが表現出来ていたらと思います。」と明かしている。

ドラマ「おっさんずラブ」のハイテンションな新入社員マロ役として話題となった金子大地の新たな新境地が垣間見れるシーンとなっている。金子のほか、純を演じた片山友希も、映画『ここは退屈迎えに来て』など話題作へ多数出演してきたフレッシュな若手女優。今後、大注目の彼らによるフレッシュな演技に期待したい。
2020年7月31日公開

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