歴史上の偉人、超能力者、右手に異形を宿した高校生。染谷将太は個性の際立つ役とシンクロしながら、染谷将太としての存在感を放ち続ける。虚構の中に入り込む現実そのもののような芝居は、観る者の感情をゆさぶり、真と偽の境を溶かしていく。11月1日公開の映画『最初の晩餐』で彼が演じるのはひとりのフォトグラファー。父の死をきっかけに明らかにされるのは、家族の複雑な事情。静かに、丁寧に、解き明かされていく物語の魅力と、演じることの裏側にある哲学について、語ってもらった。

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