『カイジ』の福本伸行と、『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじという日本漫画界が誇る黄金タッグによる原作コミック『告白 コンフェッション』が、生田斗真、ヤン・イクチュンの日韓実力派俳優W主演で実写映画化され、5月31日より公開中。この度、究極に気まずい本編シーンの一部が公開された。

 大学山岳部のOBで親友の浅井(生田斗真)と、ジヨン(ヤン・イクチュン)は雪山登山中に遭難し、死を覚悟したジヨンは突如、16年前、大学の卒業登山中に行方不明となって事故死とされていた同級生の西田さおり(奈緒)は「自分が殺害した」と浅井に最期の“告白”をする。

 長年、罪の意識にさいなまれてきたジヨンはようやく苦しみから解放され安らかな死を迎えるはずだったが、その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は助かってしまった…。

 映像は、そんな告白を「聞いてしまった男」浅井が、「ジヨンは俺に告白してしまったことを後悔している。俺を殺すかもしれない…」と、疑心暗鬼になっている場面から始まる。

 山小屋に置いてあった玉ねぎを使って、体を温めるためにスープでも作ろうかと提案した浅井だったが、肝心の包丁が無くなっている。ジヨンが包丁の代わりに自身の持っていたナイフを「使え」と浅井に渡すシーンで映像は終了するが、無くなった包丁の行方が気になるところだ。浅井の悪い予感は当たってしまうのか?

 密室で進んでいく2人のこの上なく気まずい一夜を、圧倒的なスリルとスピード感で描き切った本作だが、「告白を聞いてしまった男」と「告白してしまった男」の息をのむ心理戦も見逃せない。絶体絶命の密室エンタテインメントはどのような結末を迎えるのか――。

 原作は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載され、名匠2人の共作が大きな話題を呼んだ人気コミック。監督は、2024年1月に公開された『カラオケ行こ!』など、発表する作品が常に高い評価を集めている山下敦弘が務めた。

原作:原作 福本伸行 作画 かわぐちかいじ 『告白 コンフェッション』(講談社「ヤンマガKC」刊)
出演:
生田斗真 ヤン・イクチュン
奈緒
監督:山下敦弘
脚本:幸修司 高田亮
主題歌:マキシマム ザ ホルモン
音楽:宅見将典
製作:映画『告白 コンフェッション』製作委員会
製作幹事:日本映画放送 NTTドコモ 
制作プロダクション:ギークサイト
配給:ギャガ
(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
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