将棋王座戦が4日開幕 藤井聡太七冠が初防衛か、永瀬拓矢九段がリベンジか (24/09/03 18:21)

愛知県瀬戸市出身の将棋の藤井聡太七冠が、八冠制覇を成し遂げた記念すべきタイトル「王座」の初防衛を目指し、4日から五番勝負に臨みます。

 3日昼過ぎ、藤井七冠の地元・瀬戸市では、自身2つめの永世称号となる「永世王位」の資格獲得を祝い、市役所と市の観光施設「瀬戸蔵」で懸垂幕が掲げられました。

 藤井七冠は、8月27日から28日に行われた王位戦七番勝負の第五局に勝利して、王位戦5連覇を果たしました。

「すごいなと。天才だね。私たちが生きているうちにいろんな記録をつくってもらいたい」(瀬戸市民)

初防衛戦の相手は去年と同じ

 当の藤井七冠は夕方、神奈川県の対局場に姿を見せました。4日開幕する「王座戦五番勝負」の第1局の前日検分です。

 去年「八冠」を達成した、記念すべきタイトル戦。初防衛戦の相手は、去年と同じ、永瀬拓矢九段です。

「前期の王座戦は永瀬九段の強さや自分自身の課題を感じた。私としてはこの1年で成長できたところを少しでも出すことが出来ればと思う」(藤井聡太七冠)

 一方、永瀬九段にとっては、6年連続のタイトル戦となる王座戦。

 去年、永世称号である『名誉王座』の資格獲得を目前に藤井七冠に敗れ、リベンジに燃えています。

「あしたからの王座戦で一生懸命戦うことで、私としては止まった時間というわけではないですけど、自分を前に進めるために一生懸命向き合って一生懸命取り組んで一生懸命戦いたいと思っている」(永瀬拓矢九段)

『王座戦』の第1局は、4日午前9時から神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で行われます。

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